都会から遠く離れた山間に、とても小さな村があった。
その名を伊次村(いつぐむら)と言った。
その村には、不思議な言い伝えがあった。

「生の継承」

死者が生者の命を奪う事が出来る。
そんな、不思議な村を訪れる……

「俺達、死んだのか?」

克巳が村で体験する、現実では考えられない出来事……
それらは全て、24年前のあの日に繋がっていた。

「この村には、ある言い伝えがあるんだ。生の継承……
命が人から人へと受け継がれていく現象……」

「誰かの命を貰えば、俺達は生き返れる」

謎に包まれた伊次村の中で物語は展開していく……

「あのさ……生き返るってどういう事なんだろうな……」

命を奪うもの……奪われるもの……

「俺はこの女の命を戴く」

「わかった……俺もやるよ……」

けれど、一人の少女の純粋な想いが、やがて……

「いい人なんだね」

少年の心を変えていく……

「凄く……かわいいよ……」

限られた時間の中で少年は、少しづつ少女に惹かれていった……

「それと、知彦君、だっけ? 今日はありがとう。
村を出て行く時は一声かけなさいよ。見送りくらいはしてあげるから……」

そして、少年が選んだ道は……

「あなたの事……好きだよ……」




俺には……出来ない……


「これをあなたに受け取って欲しいの……」
「俺に……これを……」

そんな想いを他所に、運命の歯車はやがて二人を飲み込み始める……

「なんでこんな事に……」
「中にまだ子供が居るんだ! 早く消さないと……」
「喜べ、あと少しで生き返られるぜ」

そして……

「あなたに私からの最初で最後のプレゼント……だよ」



「私の命を……貰ってください……」



Succession of the Life

プレイ